田辺から潮岬をこえて、串本まで。(ヨットで回航三日目)

三日目は出られそうだったので出航しました。
宿が6時30分にならないとチェックアウトできないことを
前日の寝る前に知り、残念でしたが・・・。

田辺から白浜付近は凄く穏やかで、
4~6ノットの機走で行ったのですが、
あるところから黒潮の影響なのか、
3ノットあたりまえで落ちたので、
帆もあげて帆機走。
そうしたら6~8ノットまであがりました。

南紀白浜空港を横目に、
潮岬を目指します。
このあたりから、うねりが大きくなってきました。
2~3mの波でも波長が長ければ問題ではありません。

潮岬が近づいてくると、
本船航路を走っている大型船がひっきりなしに間近を走っていきます。
紀伊半島を右回り、左回りする船の数の多さにびっくり。

このあたりから串本までは写真がありません。
と言うのも、2~3mのうねりがあったのですが、
潮岬に近づくにつれて強烈な波になっていたからです。
2~3mの波でも波長が長ければ問題ないのですが、
このあたりでは黒潮の影響と、
更に3つの台風の影響からか、
ぐちゃぐちゃな波になっていました。
帆を、0⇒1ポン⇒2ポン と縮帆する時も、
なかなか綺麗にたためず岸によっていき危険を感じました。
2度ほど体勢を立て直し、ようやく縮帆。
そして、そのまま潮岬へ突入。
オーナーさんには申し訳ないですが、
自分の舵取りの方がいけそうだったので、
申し出て私が舵をとらせてもらう事にしました。
(オーナーさんは海図チェック、Oさんは私が見えにくい場所をワッチ。)
浮かんでは沈んで消えていく近くの本船に気をつけながら、
(余裕がないからか、そう見える)
今までで最も神経を使って潮岬をまわりました。
プロッタつき?のGPSがないので海図が頼りです。
本船たちも潮岬が嫌な場所なのか、
ギリギリのキワを走っているのには本当に驚きました。
エンジンは7割以下しか使わず。
エンジンはヤンマーの1GMで、
前のオーナーさんが凄い方なので信用はできそう。
7ノット弱でそのまま航行。
後ろからはブローチングを起こす波がバンバン来て、
更に右斜め前からは太平洋からの波、
そして台風の余波の影響からかぐちゃぐちゃ状態。
もちろん波高は、かわらず約3m。
大きな本船ですら、つらそうな状況でした。
今までで一番口の中が渇いた航海かもしれません。

串本の入口が真横に見えたときは、少し安心しました。
(大きな橋があり、それが入口の目印になっている)
慎重に串本へ入港。
中は、外の荒れ具合が信じられないほど静かでした。
この日はあまり進めませんでしたが、仕方ありません。

良い経験になりました。
後でキャビンを見たら、
マットがひっくりかえっていたり、荷物が落ちていました。
オーナーさんは
「前にもっとこわい経験をしたからまだ平気そう」と言っていましたが、
(前に、剣崎あたりで怖い目にあっているそうです・・・)

私は海はこわいし、
セーリングの理論もよくわからないし、
あまり経験がないですし、
更に他人が乗っていますし、
そろそろツラかったです。
このヨットの動きと、
あとはヨットのセーリング理論が完全にわかっていて、
経験がもっとあれば、
そこまでこわいものではないと思います。
それから完全にメンテしてあれば、
まだまだ平気でしょう。

これくらいの海況の中を、
アルベマーレで走ったらどうなるのだろう?
そこまでこわくないのかな?
正直、こういう波だと、
国内外を問わず、
一部の艇では信用できなさそうです。
中には、キャビン内から空を見上げると、
太陽がすけて見える厚さのFRPの艇もありますし。
(それと同じでハルも弱そう・・・)
やはりハルが分厚くて、
波を「ぶったぎる」ような強さをもった艇でいて、
更にスイスイと軽やかに進める船でないと不安。
あとは、信頼できるエンジンを、
完全にメンテしておかないと嫌ですよね。
できれば2基がけ。
「THE BEST WAY TO FISH. AND BACK.」
の後ろの部分は、とても大事な事だと思います。
潮岬を通過したら、
益々「アルベマーレ」が欲しくなってしまいました(*^ω^*)
このあと、コンビニに行きガリガリ君を一気に食べ、
更に冷たいジュースをがぶ飲み。
ここで残念な事に、
どうしても仕事の用事で帰られなくてはいけなくなったので、
急遽私もここで帰る事になりました・・・。
串本駅から関空まで行かれる最終の特急があったので、
急いでコンビニから全て荷物を送り、
タクシーで串本駅まで急ぎました。
タクシーの運転手さんが地元の人間でないと思ったのか、
急いで串本にむかう私を心配したのか、
どこから来たのかなどを聞いてきました。
ヨットに乗って、
姫路→田辺→串本を来たと話すと、
「え!?潮岬を通過してきたの?」
「それはえらいことだ」
というようなことを地元の言葉で話してきました。
「地元の人間でもあそこは難所だ」
「台風後だったしな」
とも・・・。

間に合いそうで一安心。
和歌山駅まで、指定・禁煙席の特急で行くことに。

この電車ではありません。

来ました、特急列車。

疲れたので、脱力感たっぷり・・・。
あまり人は乗っておらず、すいている電車でした。

遠くから見るとそれほど荒れていないが、
浮かんでみるとまた違うものなんですよね。

お弁当を売りに来たので、
えびずしというものを買ってみました。
幕の内とえびずしがあったのですが、
えび好きなので、「えびずし」が気になったのです(^^;
今日初めてのまともな食事でした。
喉がかわいてかわいて仕方なくて、
朝からはおにぎりを一個しか食べていなかったもので。

中はこんな感じ。
ちょっとヨッているような気もしますが・・・。
ぷりぷりしていて、
レモンを絞って食べたらさっぱりで、
なかなか美味しかったです。

このあと2回くらい乗り継ぎ、

関空へ到着。
最終の羽田行きのJALで羽田へ帰りました。
飛行機のチケットをネットから予約してくれた姉に感謝です。
いつもは口うるさい姉にも、たまには感謝・・・(笑)

羽田まではわずか一時間で到着。
スチュワーデスさんがかわいかったのですが、
それよりも疲れていて眠くて、
オレンジジュースを二回もらっただけでぐったり・・・(´-ω-`)
自宅に帰宅したのは深夜1時。
そこから仕事開始。
お疲れ様~!