懐かしい人と会った・・・。
車用品が必要だったので、
とある場所にあるオートバックスに行った。
お目当てのブリスなどを買いレジで清算を済ませ、
お店から出ようとしたら入口付近のコーナーに、
どこかで見たことがある人が買い物をしていた。
「お!某氏では!?」
そうです、私が中学生から高校生の頃、
私に多大な影響を与えてくれた釣りの先輩?でした。
この方は本当に天才肌の釣り師さんで、
何を釣らせてもダントツになる稀有な方です。
(竿を作るのもうまくて、私はこの方が作った、
螺鈿細工の貴重な竿を受け継いだ事があるのです。)
中学一年生の頃に出会い、
あまりの釣りの技術のうまさに驚き、
それから色々と教えてもらいました。

当時ずっと憧れていて、
「あの人みたいにたくさん魚が釣りたいな・・・」
という気持ちだけが原動力で、
その原動力のお陰で、
私は相当とある釣りで腕が上達したのです。
懐かしくなり、釣りの話しが盛り上がり、
ついつい店内で20~30分話してしまいました。
この方と久しぶりに会って話をするといつも気づくのが、
「立体的な感覚で海を捉えている」
「釣れた理由をたくさん考えている」事。
こういう観点で海を捉えているのは、
とてもうまい釣り師さんだけ。
やっぱり釣りがうまい人にはそれだけの理由があるのです。
「あの場所は、あそこに根があり、上げ潮の時はこうこうこう流れて、
どういう仕掛けを、どこどこから、どれくらいで流していくと、こういう風にアタッて釣れる」
というような何気ない話の中にも、
うまい釣り師だけが考えている技を知る事ができる。
某氏は、
私と同じで今はもう昔やっていた釣りからは完全に離れ、
そして釣り船で行くイカ釣りなどにはまっているらしい。
私もイカ釣りに行きたいので、軽くアドバイスをもらいました。
我々がやっていた釣りで得た技術が生かせる竿などを教えてもらったりと。
私のような人間には、胴調子の竿ではなく、
攻められる極先調子の竿が良いらしいです。
マルイカだったらどれくらいのサイズと色のスッテがいいかとか、
PEは何号がいいかとか、底でどういう風に叩けばいいかとか(誘い)、
色々と教えてもらいました。
今はとにかく東京湾で一番釣りたいらしく、
毎回竿頭を狙って釣りをやっているらしいです。
インターネットの検索エンジンで名前を検索すると、
とある釣り船の竿頭として名前がたくさんひっかっていました。
凄い・・・。
最後に、我々くらいしか知らない、
昔に通っていた釣り場の話で盛り上がった。

今はもう無かったり、あるいは行かれない場所である。
「あの場所に、あの鉄のかたまりが沈んでいて、
あそこに落とすと釣れましたよね」と私が言うと、
某氏も懐かしそうに、
「あ~あったな!あそこ釣れるんだよな!
あんなところで釣れるとは誰も思わないよな・・・。」と。
あれから15年くらいは経つ。
海も変わった。
もうあの海は戻って来ない。
ガキの頃、
自転車を必死にこいで毎日のように通っていた海も、
埋め立てられたりとかわってしまった・・・。
某氏と別れてから、一人車を運転している時も、
我々しか知らないあのポイントを懐かしく思い出した。
あの人たちと出会い、
あの時、あの海で遊ぶことに夢中になれて良かった。
私も時間をとってイカ釣りでもやろうかと思う。