どうしても獲物がとれなかったあの頃・・・。

ちょうど今から16年くらい前になるだろうか、
当時中学生だった私はとある魚釣りにはまりだした。
大親友のN君からの影響である。
その魚は、
名人と呼ばれる人だけにしか釣れない貴重な魚だった。
それを釣り上げただけで、
その場所ではちょっとしたヒーローになれる獲物である(笑)
まだ、ガキだった私はどうやったらその獲物が釣れるのかすらわからなかった。
でも、いぶし銀の美しさに一目惚れをし、
どうしてもそれが釣りたくて仕方なくなったのである。
もうそれしか見えない。
それにしか価値が見出せなくなったのである。
お小遣いやお年玉を注ぎ込みながら、
色々な道具を買い込み、
1年半の間に数百冊の書籍と、数十本の釣りビデオを手に入れ、
そして毎週やっている釣り番組を全部録画予約し勉強をした。
来る日も来る日も勉強をした。
学業が疎かになるほど勉強をした(笑)
寝る前には、必ず布団の中でも勉強をした。
実際に海へ行き試し、釣れず・・・、
また家で勉強をして、そしてまた海へ・・・の繰り返し。
その間、他の簡単に釣れる魚へ狙いをかえようかと迷った。
そして時々は浮気をし、ちょこちょこっと他の魚を釣った。
でも、満足できず・・・。
それを見ていた家族からも、
「他の魚に浮気をしちゃだめだ」というようなアドバイスをもらったのを覚えている。
諦めずに、
どうしたら釣れるのか?毎日こんな事ばかりを考え続けた。
学校が早めに終わると、
急いで大親友と自転車をこぎ近くの海へ通い、
その獲物を追う日々が続くが・・・、
二人とも全く釣れず・・・。
釣れている人と、釣れていない人との差が、
何がどう違うのかが全くわからず・・・。
最高級の道具を買えば釣れるのではないかと思い、
大人顔負けの最高級の道具もそろえた。
(しかし、道具は最低限を超えていれば良い事に後から気が付く)
そんな中、
運良くその釣りの名人と呼ばれる、若き釣り師と出会う。
そのお兄さんは、
今までの伝統的なスタイルをぶっ壊した方法で爆釣をしていた。
その出会いは、
運がよかったとしか言いようがない。
そこからは、
ストーカー?(笑)をし、そのお兄さんの技を盗んだ。
もちろんすぐに「どうやるんですか?」等と、
釣り師として失礼な事はせず、横で見て盗んだ。
それがその釣りをする上での最低限のマナーだと考えたからである。
他人から盗んでもOKなものは「技術」だけだし。
大親友と二人で、徹底的に盗んだ。
そしてそのお兄さんの釣技を見たくて、
雨であろうと、荒れ模様でも釣り場へ通ったのである。
(もちろんそんな天候の時には、お兄さんはいない)
そんな事を続けて、一年半経ったある日、
ふとある事などに気が付き、
きっかけができてその獲物が釣れるようになったのである。
そこからは、面白いように釣れ始めた。
そこの釣り場では、
名人と呼ばれるおじさんたちですら釣れていないのに、
大親友と二人だけで爆釣する事もしょっちゅう。
片手におにぎりを持ちご飯を食べながらであろうが、釣れ出した。
周りからは、
「なんでそんなに釣れるの?」などと聞かれた。
(もちろん、苦労して身に付けた釣技を簡単に教えるわけにはいかない。)
でも、上には上がいる事を知っていた。
(憧れていたお兄さんは、短時間でもっと釣っていた)
高校1~2年生のある日、
私の憧れていた名人のお兄さんから、
「末恐ろしい」と嬉しい言葉をもらったのを覚えている。
(家族を通じて間接的に)
何をしても、
どうやっても、
朝から晩まで海にいても、
全く獲物がとれなかったあの頃とは雲泥の差である。
でも、変わった点は、いくつかの些細な事だけ。
それで、爆発的に変わったのである。
諦めずに大親友と切磋琢磨をし、
二人で研究をしながら成長してきた過程は、
今の仕事でも役立っている。
(今はその釣りからはとっくに離れているが・・・。)
諦めたくなる時、
「どうしてもとれなかった、あの獲物がとれたじゃないか?」
「人よりも多く勉強をし、人よりも多く実戦し、人よりも多く反省をすれば!」
と言い聞かせている・・・。
最近、とある分野で、大きなきっかけをつかんだ。
どうしてもとれなかった獲物が、
とれはじめた時の感覚と似ている。
憧れだった(当時)若き名人のK氏と、
大親友・周りで応援してくれた人、
そして私に大事な事を教えてくれた「海」に感謝である。
◎ 獲物の居場所を探り
◎ 獲物そのものを知り
◎ 潮の干満を知り
◎ 潮の流れを読み
◎ 風を感じ
◎ 海の中にいる獲物の向きを想像し
◎ 獲物の食い気と、食う瞬間を狙い
◎ 獲物が食いやすいように仕掛けを演出し
◎ そして獲物に確実に食わせる。
ガキの頃、努力をして身につけた「技」。
これが今後ビジネスで生かせそうで楽しみである。

その「技」を生かして、
狙った大物=「夢」を 必ず仕留めます!
益々頑張るぞ!!
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⇒ 瀬川彦次氏の竿